教科書に現れた数学ソフト活用と問題点

DOI

抄録

<p>数学教育に電卓を導入したいと考えても,授業で電卓を使うことは難しかった.このような状況の数学教育の教科書に数学ソフトGeoGebraが中学校に,表計算ソフトExcelが高校のデータ分析で使われている.学習指導要領ではTechnologyの扱いについてはあいまいである.GIGAスクール構想で小学生・中学生が端末を持つようになって2年が経過する.残念ながらGIGAスクール構想の影響力は表れていない.教科書の中でTechnologyが使われ,GIGAスクール構想でだれもが情報機器を持つようになったことは,数学教育に大きな変化が表れたと考えられる.このような変化の認められる過度期には問題点も見られる.数学教育では「小さなコンピュータ」を作るのではなく,コンピュータが使える数学教育を模索したい.これは学習指導要領,GIGAスクール構想,学力試験問題での統一していない混乱状態を示す.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295336745895936
  • DOI
    10.14935/jssep.46.0_133
  • ISSN
    24332925
    09134476
    21863628
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ