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- 平原 翔二
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 久保 勇太郎
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 吉田 拓馬
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 小森 拓也
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 千葉 丈太郎
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 髙倉 寿成
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 金濵 貴史
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 関口 亮平
- 気象庁数値予報開発センター
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- 越智 健太
- 気象庁数値予報開発センター
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- 杉本 裕之
- 気象研究所 気象庁大気海洋部
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- 足立 恭将
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 石川 一郎
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
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- 藤井 陽介
- 気象庁数値予報開発センター 気象研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Japan Meteorological Agency/Meteorological Research Institute Coupled Prediction System Version 3 (JMA/MRI–CPS3)
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説明
<p> 第3世代気象庁/気象研究所結合予測システム(JMA/MRI-CPS3、以下CPS3)を開発した。このシステムは第2世代予測システム(CPS2)以来の大規模更新版である。CPS3は、大気・陸域・海洋・海氷の各予測モデルと、これらのモデルに必要な初期化システムで構成されている。再予報では、気象庁第3次長期再解析(JRA-3Q)が大気初期値と、陸上・海洋・海氷解析のための外部強制力を与える。現業予報では気象庁の現業全球大気解析とJRA-3Qを併用することにより、ほぼリアルタイムでシステムの初期化を行う。陸面モデルは、全球大気解析で駆動したモデル単体積分の結果を初期値に用いる。海洋・海氷モデルは、水温・塩分・海面高度に対して新たに開発した4次元変分法解析と海氷密接度の3次元変分法解析を組み合わせた全球海洋データ同化システム(MOVE-G3)により初期化する。CPS3の予測モデル各構成要素の解像度は旧システム比で約2~4倍となり、大気・陸面モデルは水平約55km・鉛直100層、海洋・海氷モデルは水平0.25×0.25度・鉛直60層に設定している。CPS3は大気の物理過程をCPS2から大きく改良しており、マッデン・ジュリアン振動の東進や、北大西洋の冬季ブロッキング高気圧、エルニーニョ-南方振動時の大気-海洋結合変動など、季節内~季節規模の変動をよりよく表現できるようになっている。1991年から2020年までを対象とした再予報実験では、CPS3がCPS2より高い予測精度を持つことが示されている。また、現業運用スケジュールを見直し、5メンバーアンサンブル予報を毎日更新するように変更することで、モデル出力の利便性を向上させている。</p>
収録刊行物
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- 気象集誌. 第2輯
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気象集誌. 第2輯 101 (2), 149-169, 2023
公益社団法人 日本気象学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295414076622848
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- NII書誌ID
- AA00702524
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- ISSN
- 21869057
- 00261165
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- NDL書誌ID
- 032784822
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可