肺切除術前CTガイド下マーキング症例の後ろ向き観察研究

DOI Web Site 参考文献14件 オープンアクセス
  • 柳光 剛志
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科
  • 末久 弘
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科
  • 酒井 伸也
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター放射線科
  • 杉原 貴仁
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科
  • 中島 匠平
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科
  • 上野 剛
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科
  • 重松 久之
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科
  • 山下 素弘
    独立行政法人国立病院機構四国がんセンター呼吸器外科

書誌事項

タイトル別名
  • A retrospective study of preoperative CT-guided marking for localization of pulmonary nodules

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説明

<p>当院のCTガイド下マーキングの有効性と安全性を調べる為,術前マーキングを実施した267病変の患者背景,合併症を後方視的に解析した.223病変にナイロン糸付き金属マーカー(VATSマーカー)留置,44病変に色素法(インジゴカルミン)によるマーキングが行われた.マーキング完遂率は98.5%,成功率は99.3%であった.合併症は気胸110例(41.2%),肺内出血76病変(28.5%),マーカー脱落14病変(マーカー留置の6.3%),空気塞栓1例(0.37%)であった.マーキング手技別に二群に分けた検討ではVATSマーカー留置群で気胸が有意に多かった.気胸と肺内出血を評価項目とした場合,1)年齢,2)穿刺ルートにおける臓側胸膜から腫瘍までの距離,3)マーキング手技の3項目が予測因子であった.肺実質への穿刺を伴うCTガイド下マーキングにおいては合併症に留意し,適切な症例・手技選択が必要である.</p>

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参考文献 (14)*注記

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