書誌事項
- タイトル別名
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- A retrospective study of preoperative CT-guided marking for localization of pulmonary nodules
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説明
<p>当院のCTガイド下マーキングの有効性と安全性を調べる為,術前マーキングを実施した267病変の患者背景,合併症を後方視的に解析した.223病変にナイロン糸付き金属マーカー(VATSマーカー)留置,44病変に色素法(インジゴカルミン)によるマーキングが行われた.マーキング完遂率は98.5%,成功率は99.3%であった.合併症は気胸110例(41.2%),肺内出血76病変(28.5%),マーカー脱落14病変(マーカー留置の6.3%),空気塞栓1例(0.37%)であった.マーキング手技別に二群に分けた検討ではVATSマーカー留置群で気胸が有意に多かった.気胸と肺内出血を評価項目とした場合,1)年齢,2)穿刺ルートにおける臓側胸膜から腫瘍までの距離,3)マーキング手技の3項目が予測因子であった.肺実質への穿刺を伴うCTガイド下マーキングにおいては合併症に留意し,適切な症例・手技選択が必要である.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 37 (2), 85-92, 2023-03-15
日本呼吸器外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295425027559552
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可