Comparative Sudies of the U.S. Occupation Policy on the End of the Second World War:Okinawa, Mainland Japan, and South Korea

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  • 米軍による占領統治比較研究 ―沖縄・日本本土・南朝鮮―

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第二次世界大戦末からの東アジアでの米国軍による占領統治は、日本最南端の沖縄での地上戦、軍事占領に始まり、ついで日本本土占領、そして、朝鮮半島の北緯38度線以南の南朝鮮占領の順で実施された。日本本土占領は連合国による占領であったが、実質的には米国軍(一部英連邦軍参加)のマッカーサー元帥による単独占領であった。戦後70余年の現在に至る沖縄、日本本土、南朝鮮(韓国)のその後の歴史、政治経済社会軍事的な基本的な枠組みを形成したのはこの米国軍による占領統治期である。本稿では、米国によるこれらの三つの異なる占領統治政策に関するこれまでの先行研究を踏まえ、それぞれの占領統治政策の目的や性格、実態と特色、被占領者側の対応、三つの占領の関連性、さらに問題点を比較、考察し、戦後(史)体制の形成期であった当時の米国の占領統治政策の今日的な意義について論じるものである。

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