群馬県内企業への留学生インターンシップの意義

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タイトル別名
  • The Significance of an Internship Program for Foreign Exchange Students at Local Companies in Gunma Prefecture, Japan
  • グンマ ケンナイ キギョウ エ ノ リュウガクセイ インターンシップ ノ イギ

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抄録

本稿は、2019年に本学が行った2件の留学生インターンシップ事業の意義を検討するものである。2件の事業はいずれも群馬県内の企業にて行ったが、その特徴はインターン生と受入企業側が互いに学び合うことを意図した「双発型インターンシップ」にある。母国と日本、両国の文化と言語に慣れた留学生は、労働力不足を補うための単なる「労働力予備軍」ではない。留学生が自身の可能性を発揮することのできる就業条件を考えていくためには、受入企業が「教え」、留学生が「学ぶ」タイプのインターンではなく、双方が主体的に「教える」存在となり、また「学ぶ」存在となる双発型での就業体験が求められるのではないか。本稿は、この型のインターンシップに参加した学生と企業、大学の三者から見た意義を検討し、今後のさらなる留学生インターンシップに向けた課題と展望を述べる。

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