高等学校国語科におけるポストモダン絵本を用いた実践像 ―テクストへの意味づけを促すために―

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タイトル別名
  • Development of Lessons Using Postmodern Picture Books in the Japanese Language Arts Class at High School: To Encourage Students to Make Sense of the Text
  • コウトウ ガッコウ コクゴカ ニ オケル ポストモダン エホン オ モチイタ ジッセンゾウ : テクスト エ ノ イミズケ オ ウナガス タメニ

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説明

本稿では,高等学校国語科において,ポストモダン絵本を教材とした実践開発を行い,具体的な実践像を提示するとともに,その成果を検討することで,その教材性の価値の一端を明らかにすることを目的とした。具体的には,ジョン・シェスカ&レイン・スミスによるポストモダン絵本である『三びきのコブタのほんとうの話』を用い,高等学校三年生を対象に実践を開発した。<br>  結果,本単元の学習によって,読者が自らの立場とは異なる視点に立ったり,語り手の語りに取り込まれないようにしたりするというような読みの視点の獲得がなされていった様子や,主体的にテクストの意味づけを行う様子の具体を示すことができた。またこれらのことを達成できるということが,ポストモダン絵本の教材性の一つとして示唆された。

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