放射線治療を受ける患者の満足度向上:放射線治療に関する説明動画・乳がん患者への同性診療放射線技師対応・骨盤部治療時における下着着用がもたらす効果

書誌事項

タイトル別名
  • Improved Patients’ Satisfaction Level of Radiation Therapy: The Effect of “Explainer Videos about Radiation Therapy”, “Treatment of Breast Cancer Patients by Female Radiation Therapists” and “Treating Male Patients While Wearing Underwear in Pelvic Radiation Therapy”
  • ホウシャセン チリョウ オ ウケル カンジャ ノ マンゾクド コウジョウ : ホウシャセン チリョウ ニ カンスル セツメイ ドウガ ・ ニュウガン カンジャ エ ノ ドウセイ シンリョウ ホウシャセン ギシ タイオウ ・ コツバンブ チリョウジ ニ オケル シタギ チャクヨウ ガ モタラス コウカ

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抄録

<p>【背景】病院において,サービスの質が向上することにより,患者満足度が向上する.そこで,放射線治療に関する説明動画(RT-Video)や,女性患者に対する同性診療放射線技師対応(F-RTT),骨盤部治療における男性患者の下着着用(M-RTT)が患者の満足度にもたらす効果を調査した.【方法】RT-Videoを視聴した患者102名に対してアンケート調査を行った.また,放射線治療を受けた女性乳がん患者51名とF-RTTを行った女性乳がん患者41名,骨盤部治療においてM-RTTを行った男性患者50名を対象として同様の調査を行い,結果を解析した.【結果】RT-Videoにより,理解が深まったと答えたのは84%であった.RT-Video視聴前に,放射線に対して否定的な印象があると回答をしたうちの63%が,RT-Videoにより不安が軽減したと回答した.F-RTT, M-RTTを行った患者は,それぞれ95%, 84%が満足と回答した.M-RTTを行った患者の86%は羞恥心が軽減されたと回答した.【結語】本研究で行われた三つの取り組みは,患者満足度を向上させることに有効であった.</p>

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参考文献 (14)*注記

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