女性内視鏡医のキャリアサポートに関するアンケート調査

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  • QUESTIONNAIRE SURVEY ON CAREER SUPPORTFOR FEMALE ENDOSCOPISTS

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抄録

<p>日本消化器内視鏡学会の会員における女性医師の割合は年々増加している.女性内視鏡医が出産,育児等を行いながらキャリア形成を行うには様々な支援が必要である.今回どのような支援が必要かを明らかにするために,女性内視鏡医に対するアンケート調査を行った.全女性会員の28%にあたる1,494名から回答が得られ,その解析を行った.</p><p>キャリア形成の障害としては,「出産・育児」,「自分の体調,体力」が多く回答された.キャリア支援へ望むことは,「主治医制ではなくチーム制の導入」,「緊急時の代替要員の確保」,「病児保育の充実」が多く回答された.学会が行うべき取り組みとしては,教育講演会や学会のWeb開催や,キャリアサポート研修施設の増加とその情報提供の必要性が回答された.今後,質の高い内視鏡診療を提供するために女性医師のキャリア支援は必須の課題であり,男女共同参画事業として学会全体で取り組むことが必要である.</p>

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