RPAにおける不具合要因の分類と検出手法の検証
書誌事項
- タイトル別名
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- Defect classification in robotic process automation
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説明
<p>RPA(Robotic Process Automation)とは,主にデスクトップ作業の自動化を目的とした技術である.人間の動作を模倣するbotと呼ばれるプロセスを作成し,外部アプリケーションのUI を操作する.これにより,一定のルールに基づく繰り返しの業務を自動化することが可能となる.しかし,実際の運用では,botに様々な不具合が発生する場合が少なくない.その要因の1つは,開発環境で警告をされない不具合要因に起因する.このRPAで発生する不具合要因は,従来のプログラムとは異なる特性を持つと考えられる.そこで本研究では,RPAにより作成されたbotの不具合要因に関するコードレビューを分類する.その結果,分類されたレビューが最多であったカテゴリは,コマンドやbotパーツの置き換えに関する不具合要因が多くの割合を占めるカテゴリ「代替可能な処理」であった.これより,RPAツールにより提供されている既存のコマンドやbotパーツを,可能な限り利用することの重要性を確認した.さらに,コードレビューとコードの類似度を利用した不具合要因検出ツールの実装も行った.精度検証の結果,RPAで生成されるコードが規則的であることにより,高い精度を得られるとの考察を得た.</p>
収録刊行物
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- コンピュータ ソフトウェア
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コンピュータ ソフトウェア 40 (1), 1_11-1_23, 2023-01-25
日本ソフトウェア科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295568861501824
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- ISSN
- 02896540
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可