書誌事項
- タイトル別名
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- Wind Effect on Currents in a Thin Surface Layer of Coastal Waters faced Open-Sea
- カイホウガタ エンガンイキ ニ オケル ナガレ ニ オヨボス カゼ ノ コウカ
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説明
<p>沿岸域での風と流れの関係を調べるため,2年間に及ぶ風と流れの連続観測を実施した。 観測海域は外洋に直接面した茨城県東海村沖である。沿岸水域特有の強い密度躍層の存在を考慮し,躍層以浅に注目した観測を行った。 風と流れの変動は1日と数日以上の周期が卓越していた。風の長周期の変動には恒常的に北風成分が布在しており,これが沿岸部に南下流を作り出す一因となっている。また,風と0.5 m深の流れの間には高い相関(2年間を通じての相関係数0.64)が得られた。 1日周期の変動は,調和解析の結果,卓越するS1分潮として現れたが,これは海陸風とそれによる吹送流であった。海陸風にはS1以外の太陽潮周期の成分も含まれており,これは対応する分潮流に吹送流成分を加える。その結果,太陽潮周期の分潮流にはあたかも潮流のように振舞う吹送洗(擬似潮流)が含まれる。</p>
収録刊行物
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- 海の研究
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海の研究 18 (1), 37-55, 2009-01-05
日本海洋学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295568877932928
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- NII論文ID
- 110007028667
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- NII書誌ID
- AN10382760
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- ISSN
- 21863105
- 09168362
- http://id.crossref.org/issn/09168362
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- NDL書誌ID
- 9777026
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可