重度訪問介護におけるヘルパーの安全・健康管理に関する研究

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タイトル別名
  • Safety and health management of caregivers of persons with severe disabilities
  • ジュウド ホウモンカイゴ ニ オケル ヘルパー ノ アンゼン ・ ケンコウ カンリ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本研究は、重度訪問介護におけるヘルパーのリスクを抽出し、予防方法と対策を考察することを目的とした。重度訪問介護を提供する事業所のヘルパーを対象としたインタビュー調査およびWeb アンケート調査を実施した。【感染症のリスク】について感じたことがあると答えたヘルパーは 83.3%であった。【腰痛のリスク】では、リスクを感じていたヘルパーが87.3%であった。【感染症のリスク】に関して、費用を理由に予防接種を行わないヘルパーが多かった。今後は、行政によるヘルパーを対象とした予防接種に対する財政的な補助制度について検討する必要がある。【腰痛のリスク】に関しては多くのヘルパーが各自で対策をとっていた。こうした課題への対策として、行政では重度訪問介護従業者養成研修を行っているが、本調査結果を反映した研修内容とその構成の検討が求められる。

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