砕石ズリを骨材に有効利用したコンクリートの性能評価に関する基礎的検討

  • 林 和彦
    香川高等専門学校 建設環境工学科(〒761-8058 香川県高松市勅使町355)
  • 長谷川 雄基
    香川高等専門学校 建設環境工学科(〒761-8058 香川県高松市勅使町355)
  • 松本 将之
    香川高等専門学校 建設環境工学科(〒761-8058 香川県高松市勅使町355)
  • 吉田 幸稔
    香川県砕石事業協同組合(〒760-0073 香川県高松市栗林町1-12-1)

書誌事項

タイトル別名
  • FUNDAMENTAL STUDY ON PERFORMANCE EVALUATION OF CONCRETE USING UNPROCESSED CRUSHED STONE

抄録

<p>砕石の製造過程では、良質な新材をコンクリート用骨材に、表土や脆弱部を含む砕石ズリを路盤材等に、採掘される材料を余すことなくバランスよく利用することが求められる。近年リサイクル路盤材の利用拡大により砕石の路盤材への利用が縮小する中で、骨材天然資源の有効利用のためには、砕石ズリの路盤材以外への用途の選択肢を増やすことが望まれる。本研究では0~30mmの連続的な粒度をもつ砕石ズリを選択利用せず全量コンクリートへ活用することを検討した。その結果、強度や弾性係数の力学性能を確保することは可能であるものの、骨材に砕石ズリのみを用いた場合には粒度分布の極端な偏りによるため材料分離抵抗性が劣ること、その不足する粒度を補うことで分離抵抗性を確保できることが示された。</p>

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

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