物体領域の内部および輪郭のブラー効果による奥行き知覚の変化

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Variation of Depth Perception Caused by Blur Effects to Insides and Boundaries of Objects

抄録

2 次元画像中の物体の奥行きを知覚する要因は,遠近法,色,コントラスト,ブラー効果など様々で ある.本研究では,2 次元画像内の物体領域に対するブラー効果に着目し,画像内の物体の内部領域および輪郭領 域にブラー効果を付与した場合に起きる奥行き知覚の変化について調査する.具体的には,似た物体(石)が 2 つ 並んだ写真に対し,その内部・輪郭に様々な条件でブラー効果を付与した刺激画像を用意し,これを用いて奥行き 知覚実験を行う.その結果,鮮明な領域ほどブラー効果を付与した際の奥行き知覚の変化が大きいこと,鮮明な領 域にブラー効果を付与するとその物体をより奥に知覚する傾向があること,内部領域へのブラー効果の方が輪郭領 域へのブラー効果よりも奥行き知覚に対する影響が強いことを確認した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295603316234624
  • DOI
    10.11371/wiieej.18.04.0_235
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ