溶液輸送・貯蔵を組み込んだ吸収冷凍機によるごみ焼却排熱の 熱輸送・利用のモデル分析

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タイトル別名
  • Model Analysis of Heat Utilization of Waste Incineration with Heat Transportation by Solution Transportation/Storage Absorption Chiller

抄録

<p>本研究では,ごみ焼却排熱を離れた需要地まで輸送して利用する技術として,溶液輸送型吸収冷凍機(STA)に着目した.アンモニア吸収冷凍機の発生器・凝縮器を排熱源側に,蒸発器・吸収器を需要側に設置し,その間をアンモニア冷媒液・アンモニア水溶液を輸送することによって熱輸送を実現する.また,溶液をタンクに貯めることで蓄熱機能も実現する.この技術と従来技術を考慮したエネルギーモデルを作成し,システムコスト最小化の観点から最適な技術構成を導いた.その結果,標準的と想定されるプラントコストにおいて,輸送距離6kmまでSTAが利用されること,プラントコストが2倍でもSTAは競争力を有することが示された.排熱有効利用を推進する上で,吸収溶液輸送・貯蔵を取り入れたSTAは有効と期待される.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295603316289664
  • DOI
    10.11322/tjsrae.21-43de
  • ISSN
    2185789X
    13444905
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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