テクスチャレスシーンにおけるDiminished Reality

DOI
  • 南木 由華
    電気通信大学 情報理工学部
  • 高橋 裕樹
    電気通信大学 大学院 情報理工学研究科,人工知能先端研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Diminished Reality in Textureless Scenes

抄録

実在する実物体を視覚的に消し去るDR(Diminished Reality)は様々な場面で活用が期待されている.しかし,テクスチャレスなシーンにおいては適切な物体除去が困難であるという課題がある.本稿ではテクスチャレスなシーンに対して物体除去を実現する手法を提案する.幾何情報に基づいたDRを行うため,各背景平面領域に分割して隠背景補完を行う.背景平面領域を求めるため,LSD(Line Segment Detector)とHough変換,共点条件を用いることで背景平面境界を求める.除去物体の追跡は,除去物体から抽出された特徴点をマッチングすることで行う.2次元隠背景補完では各フレームごとに背景平面領域を求め,インペインティングを行う.3次元隠背景補完では3次元再構成された背景境界線分を投影した線分から各背景平面領域を求め,インペインティングを行う.インペインティングは初期フレームのみに行い,その後のフレームでは補完背景画像を重畳させることで隠背景補完を行う.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295603316412928
  • DOI
    10.11371/wiieej.18.04.0_80
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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