書誌事項
- タイトル別名
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- The Effective of Keishibukuryogan on Uterine Subinvolution after Childbirth: NRCT
- アク ロ チョリュウ ニ トモナウ サンゴ シキュウ フッコ フゼン ニ タイスル ケイ シフクレイマル トウヨ ノ コウカ : ヒランダムカ ヒカク シケン
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抄録
<p>分娩後子宮は1ヵ月で非妊時の大きさに戻るが,通常の収縮が認められない場合子宮復古不全という。今回,我々は産後14日目に子宮内腔幅が15mm 以上の悪露貯留に伴う機能性子宮復古不全患者に対しコントロール群,桂枝茯苓丸群,マレイン酸エルゴメトリン群の3群に分け治療介入を行い,1ヵ月健診時の子宮復古不全の有無につき比較検討を行った。子宮内腔の縮小に関しマレイン酸エルゴメトリン群とコントロール群では差を認めなかったが,桂枝茯苓丸群ではマレイン酸エルゴメトリン群と比較し,有意に高い縮小率を認め,コントロール群との比較ではその傾向を認めた。(76.1 ± 17.1% vs 65.8 ± 25.4%,68.3 ± 22.9%,p = 0.0101,p = 0.0709)子宮底長の縮小率では,3群間で差を認めなかった。桂枝茯苓丸は子宮のサイズを縮小させる効果は乏しいが,子宮内腔に貯留した悪露を排出させる効果のある事が示唆された。</p>
収録刊行物
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- 日本東洋医学雑誌
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日本東洋医学雑誌 73 (1), 8-15, 2022
一般社団法人 日本東洋医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295658315282432
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- NII書誌ID
- AN00015774
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- ISSN
- 1882756X
- 02874857
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- NDL書誌ID
- 032000506
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可