水素–空気混合気を用いたディスク型回転デトネーションエンジンの作動特性

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Operation Characteristics of a Disktype Rotating Detonation Engine Using Hydrogen-Air Mixtures

抄録

<p>本稿では,ディスク型回転デトネーションエンジンの作動特性を実験的に調べた結果について報告する.実験では,燃焼室断面積が流路方向に一定の構造となる燃焼器を用いて,水素–空気混合気の当量比と質量流量を変化させたときの,回転デトネーション波の伝播モード,燃焼室静圧,推力を求めた.可視化計測の結果,回転デトネーション波は,伝播モードによらず燃焼室外壁近傍を伝播することがわかった.また,水素–空気混合気の当量比に応じて,回転デトネーション波の波頭数が1つの場合と,2つの場合が観測されたが,CTAP法で計測した燃焼室静圧は,当量比によらず波頭数1の方が波頭数2よりも高くなった.燃焼室内の1次元流れモデルを用いて評価した圧力ゲインは負の値となったが,圧力ゲイン燃焼という観点からは,波頭数1の伝播モードの方が,波頭数2よりも優れることがわかった.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295658315336960
  • DOI
    10.14822/kjsass.71.4_99
  • ISSN
    24241369
    00214663
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ