<実践報告>対話と変容としてのプロジェクト型活動 : 「つなげる外国人家族と地域社会プロジェクト」からの報告

書誌事項

タイトル別名
  • <Practice Report>Project-based Activity as a Place of Dialogue and Modification: A Report from the “Connecting Foreign Residents with the Local Community” Project

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説明

本稿は2021年度筑波大学社会貢献プロジェクト事業「つなげる外国人家族と地域社会―日本の保育園へようこそ」の活動実践、及び活動を通しての対話とメンバーの変容についての報告である。本プロジェクトでは、保育の場を外国人家族が地域社会に参入する際の入り口と捉え、そこで保育者と外国人保護者が体験するコミュニケーション上の問題を、地域と連携しながら解決するしかけを作ることを目的とする。本稿では10か月に渡るプロジェクトの活動を、プロジェクトメンバーが地域社会と「つながる」フェーズ、そして保育園と外国人保護者を「つなげる」フェーズの二つに分けて報告する。次に、これらの活動期をアクターとの対話の軌跡として俯瞰する。最後に、定期的にメンバーが実施した振り返りから、個々のメンバーが抱く「申し訳なさ」や「もやもや」といった意識が「ありがたさ」や「手ごたえ」へと変容した過程、また教員に生じた変容について報告する4。

収録刊行物

  • 国際日本研究

    国際日本研究 15 73-83, 2023-03-15

    筑波大学人文社会科学研究科国際日本研究専攻

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