名古屋大学・岐阜大学における航空工学の連携教育の実際 : 地理的距離を乗り越えるための新しい挑戦

書誌事項

タイトル別名
  • Cooperative Education in Nagoya and Gifu Universities about Aerodynamics : A New Challenge for Overcoming the Distance between the Universities
  • ナゴヤ ダイガク ・ ギフ ダイガク ニ オケル コウクウ コウガク ノ レンケイ キョウイク ノ ジッサイ : チリテキ キョリ オ ノリコエル タメ ノ アタラシイ チョウセン

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説明

本稿の目的は、2020 年4 月から約2 年半での、東海国立大学機構における名古屋大学・岐阜大学の航空工学人材育成における連携の実際を整理し、次のステップでより優れた連携教育を実現することである。本連携の活動を進めるにあたって、内閣府「地方大学・地域産業創生交付金」および、岐阜県「航空宇宙産業生産技術人材育成・研究開発事業費補助金」の支援は強力な推進剤となった。また、名古屋大学のフライト総合工学教育研究センター、岐阜大学で設立された航空宇宙生産技術開発センター(現在は、東海国立大学機構航空宇宙研究教育拠点の直轄組織)の存在が、2 大学の連携をスムースにした。単位互換、遠隔実習、リカレント教育等、より強い連携を目指し試行錯誤的に進めてきた実際を示す。教育において実習が多く含まれているが、遠隔での実習の実施技術の開発は大きなチャレンジであり、大学連携に留まらない大きな波及効果が期待できる。本稿は、今後の離れた大学の連携教育活動の一助となることも狙いとしている。

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