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- 山本 恭裕
- 東京外国語大学
書誌事項
- タイトル別名
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- <Articles>Causal-noncausal verb pairs in Ilocano
- Causal-noncausal verb pairs in Ilocano
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説明
使役・非使役動詞ペアが形式的にどの様な関係を見せるかについては言語ごとに異なることがわかっている。本研究では、Haspelmath(1993)の動詞リストに基づき収集したデータを検討し、フィリピンのイロカノ語の類型論的特徴を明らかにする。その結果から、イロカノ語は有方向表現と無方向表現の両方を同じ頻度で用いることがわかった。また、使役・非使役動詞を作るための生産的な形態素を持ち、それらを用いて各ペアの使役動詞と非使役動詞が同一の語根から形成される。これらの結果に加えて、イロカノ語の使役・非使役動詞ペアの表現形式の分布はHaspelmath(2016)が提案する「自発性スケール」だけでは説明が難しいこと、他の意味特徴から部分的に説明できることを議論する。
収録刊行物
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- 京都大学言語学研究
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京都大学言語学研究 41 19-42, 2022-12-31
京都大学大学院文学研究科言語学研究室
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295740825208448
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- NII書誌ID
- AA11576115
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- DOI
- 10.14989/281540
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- HANDLE
- 2433/281540
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- NDL書誌ID
- 032748426
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- ISSN
- 13497804
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可