国立大学におけるディプロマ・ポリシーに則した学修成果測定の現状([特集] 教育研究活動の質保証と改善に資する教学マネジメントを目指して)
書誌事項
- タイトル別名
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- Current Status of Learning Outcome Measurement Based on Diploma Policy at National Universities
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説明
現在、大学は、「学修者本位の教育」への転換・実現の観点から、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に則した学修成果測定の取組の充実を求められているが、特に卒業・修了時以後の学修成果測定の取組の実施には困難が伴う。このため、本研究では、この取組を進める上での参考として、大学改革支援・学位授与機構を受審評価機関とする機関別認証評価の提出資料及び国立大学法人評価(3 期4 年目終了時評価)の評価結果を基に、国立大学における卒業・修了時、卒業生、就職先等に対する学修成果測定の取組の現状を分析した。分析の結果、大学の外部である卒業生、就職先等に対するディプロマ・ポリシー に則した形での学習成果測定の取組は少数にとどまっていた。このため、今後、4 巡目の認証評価基準における学習成果測定の取組に関する規定の厳格化の可能性等も踏まえて、大学評価の提出資料や評価結果を踏まえつつも、そこにとどまらず、全学的なマネジメントの下でのディプロマ・ポリシーに則した学修成果測定の取組の進展が望まれる。
収録刊行物
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- 大學教育研究
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大學教育研究 31 45-57, 2023-03
神戸大学大学教育推進機構
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295740825246976
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- NII書誌ID
- AN10452935
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- HANDLE
- 20.500.14094/0100481697
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- ISSN
- 13408550
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可