CEFR-Jの学習者向け英字新聞に対する有効性の研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Effectiveness of the CEFR-J Wordlist with Regard to English Newspapers for Learners
  • CEFR-J ノ ガクシュウ シャムケケ エイジ シンブン ニ タイスル ユウコウセイ ノ ケンキュウ

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説明

昨年までの3 年間,CEFR-J で示されているA1からB2までの語彙が一般紙の英字新聞でどの程度用いられているのかを調査した。その結果,CEFR-J の収録語以外の語が約14-18%もあり,CEFR-J の有効性に疑問が残った。そこで,その延長の研究として,CEFR-J で示されている語彙が学習者向け英字新聞ではどの程度用いられているのかという調査をした。すると,A1が約29-32%,A2が約22-23%,B1が約20-24%,B2が約12-13%,それ以外の語が約10-12%であった。この結果,学習者にとって,学習者向けは一般紙よりは読みやすいが,やはりCEFR-J の有効性に疑問が残ることがわかった。しかし,CEFR-J の語の出現頻度は頁により率にすると約92-4%であった。出現頻度の場合は,CEFR-J 収録語以外の語の中には,品詞違い語や派生語が約32-37%含まれているので,実際のCEFR-J の語の出現頻度は約94.7-96.0%以上なので,「最低限の」語彙カバー率であると言える。

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