The adaptation of the Stanislavski’s System in Japan (5): The case of Motoo Hatta and the Institute of Directors

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  • 日本におけるスタニスラフスキー・システム受容の系譜(5) : 八田元夫と演出研究所によるスタニスラフスキー・システムの受容と実践

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[要旨] 戦後、日本では本格的にスタニスラフスキー・システムを取り入れようとする劇団や人物が現れた。その代表例が八田元夫と演出研究所である。八田によるスタニスラフスキー・システムの受容は当時数多く発表されたシステムに関する文献によるものであった。そして彼が主に参考にしたのはスタニスラフスキー本人よりも彼の弟子のグリゴーリイ・クリスチや孫弟子にあたるボリス・ザハーヴァなどであり、彼らが重要視するシステムの要素「われ在り」や「無対象行動」を実践の場で実験的に取り入れていった。そのうえで八田は俳優たちと共に短い場面を演じるエチュードを独自に作り出し、オリジナルのシステムを学ぶ形式を確立した。

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