作業に関する自己評価や一般職業適性検査を活用した包括的介入により復職に至った脳卒中後の一事例

  • 金子 隆生
    山形県立こころの医療センターリハビリテーション科(前所属;山形県立新庄病院リハビリテーション室)
  • 黒坂 浩平
    山形県立新庄病院リハビリテーション室
  • 竹林 崇
    大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The return to work of a stroke patient through comprehensive interaction using OSA-Ⅱ and GATB: A case study
  • サギョウ ニ カンスル ジコ ヒョウカ ヤ イッパン ショクギョウ テキセイ ケンサ オ カツヨウ シタ ホウカツテキ カイニュウ ニ ヨリ フクショク ニ イタッタ ノウソッチュウ ゴ ノ イチジレイ

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抄録

<p>脳梗塞により利き手に麻痺を呈した事例に対し,機能面の介入のみならず,作業に関する自己評価・改訂第2版(OSA-Ⅱ)や一般職業適性検査(GATB)を活用し,相互作用をもたらすような作業療法介入を実施した.約5ヵ月の関わりによって,麻痺手の機能と実生活における使用行動において臨床上意味のある最小変化量(MCID)を超える変化が得られ,最終的に復職に至った.本事例に関しては,OSA-ⅡやGATBを用いた復職を見据えた包括的な介入が有効であり,行動変容につながったと考えられた.</p>

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 42 (2), 199-205, 2023-04-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

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