新生児重症エプスタイン病に対する心臓血管外科術後,人工呼吸器離脱に成功し退院に至った症例

書誌事項

タイトル別名
  • Potential of early occupational therapy following cardiovascular surgery for a neonate with Epstein’s disease: A case report on the role of occupational therapists in the PICU
  • ─PICUにおける作業療法士の役割─

この論文をさがす

説明

<p>先天性心疾患を有する新生児に対する心臓血管外科術後は,呼吸不全や心不全などの合併症を防ぎながら運動発達を促すことが重要とされる.近年,PICS(集中治療後症候群)により小児集中治療室(PICU)退室後のQOLの低下につながる可能性が指摘されている.今回,新生児重症エプスタイン症に対するStarnes術後,長期人工呼吸管理を要した症例を担当し,呼吸循環機能を考慮しながら座位練習や上肢運動を含んだ早期作業療法を経て抜管が可能となり,家族のリハビリテーションへの参加を経て退院に至った.周術期管理中からの作業療法介入により合併症を最小限にすることで,早期退院やQOLの改善に寄与できたと考えられた.</p>

収録刊行物

  • 作業療法

    作業療法 42 (2), 228-235, 2023-04-15

    一般社団法人 日本作業療法士協会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295802047961344
  • DOI
    10.32178/jotr.42.2_228
  • ISSN
    24344419
    02894920
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ