Demonstrating the Effectiveness of Repeating Practice

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タイトル別名
  • A Comparison with Shadowing Practice

抄録

<p>通訳者養成トレーニング法の一つであるシャドーイングが一般の英語学習に広く使われるようになり、その英語学習に対する効果についてはさまざまな研究が行われている。一方、同じ復唱作業であるリピーティングに関してはほとんど研究が行われていない。本研究は、リピーティング練習の英語学習における有効性を、シャドーイング練習の有効性と比較して調べた実証実験である。外国語として英語を学習する日本人大学生73名をリピーティング群とシャドーイング群に分け、リピーティング群はリピーティングを中心とした、シャドーイング群はシャドーイングを中心とした授業を4カ月間行い、学期の前後にリスニングテスト、セグメンテーションテスト、音読テストを行った。その結果、1)リスニング力に関しては、リピーティング群、シャドーイング群ともに向上が見られ、その伸びに有意差はなかった、2)セグメンテーション力に関しては、リピーティング群のみが有意な向上を示した、3)取り込んだ英語らしい音声が日本人的な英語の発音に変化するかについては、両群の間に差はなかった。以上より、リピーティング練習にもシャドーイング練習と同等の学習効果があることが、明らかになった。</p>

収録刊行物

  • LET関西支部研究集録

    LET関西支部研究集録 14 (0), 1-21, 2013-03-31

    外国語教育メディア学会(LET)関西支部

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295802054847360
  • DOI
    10.50924/letkansai.14.0_1
  • ISSN
    21850941
    09159428
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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