施業やエゾヤチネズミ食害による傷がカラマツヤツバキクイムシによるカラマツ枯死被害に与える影響

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タイトル別名
  • Effect of wounding by logging and vole gnawing on damage by the large larch bark beetles, <i>Ips subelongatus</i> (Coleoptera : Curculionidae : Scolytinae), in a Japanese larch stand : A case study in Tohma Town, Hokkaido
  • ─北海道当麻町での一例─

抄録

<p>北海道当麻町のカラマツ人工林で,森林施業時の損傷やエゾヤチネズミによる樹皮の剥皮がカラマツヤツバキクイムシ被害の受けやすさに与える影響を調査した.41本の木を調査したところ,施業やネズミによる傷があったのは23本で,そのうち枯死したのは1本(4.3%),傷がなかったのは18本で,そのうち枯死したのは6本(33.3%)であり,傷のある木の方で有意に枯死率が低かった(Fisherの正確確率検定:P=0.019).このことから,少なくとも傷が枯死を助長することはないと考えられ,むしろ枯死への抵抗力を高める可能性についての調査が必要と考えられた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390295812364889216
  • DOI
    10.18938/treeforesthealth.26.1_1
  • ISSN
    21897204
    13440268
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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