凍結肩患者の疼痛・関節可動域・機能に対する徒手療法の有効性
書誌事項
- タイトル別名
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- Effectiveness of manual therapy for shoulder pain, range of motion, and function of patients with frozen shoulder
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説明
<p>凍結肩に対する理学療法は,生活指導やストレッチングを主体とした運動療法から構成され,これに徒手療法を加えることが推奨されている。本稿では,「凍結肩患者に対する治療として,システマティックレビューおよびメタアナリシスによりその効果が支持されている徒手療法はあるか」という疑問に答えるべく,現在利用可能なエビデンスを整理した。2022年10月までに公表された凍結肩に対する徒手療法に関連するシステマティックレビュー論文17編のうち,5編の論文でメタアナリシスが行われていた。これらのメタアナリシスの結果に基づくと,拘縮期または凍結期の凍結肩患者に対して,運動併用モビライゼーションや関節モビライゼーションが疼痛軽減,肩関節可動域改善に有効である可能性が示された。炎症期の患者に適用できる徒手療法,徒手療法の最適な治療回数・期間,運動療法と併用した際に期待される効果等に関しては不明であり,今後の研究課題と言える。</p>
収録刊行物
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- 徒手理学療法
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徒手理学療法 23 (1), 51-58, 2023
日本徒手理学療法学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390295823370980224
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- ISSN
- 24344087
- 13469223
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可