ストレス刺激呈示時のマウスの核心温と体表面温度の変化

書誌事項

タイトル別名
  • The effects of physical and psychological stress on the core and skin temperature in mice
  • ストレス シゲキ テイジジ ノ マウス ノ カクシンオン ト タイヒョウメン オンド ノ ヘンカ

この論文をさがす

抄録

マウスに恐怖条件づけをおこない,その際の被験体の核心温と体表面温度の変化を同時に測定した。Shock群では条件づけ日に光と電撃の対呈示をおこない,テスト日に光だけを呈示した。Control群では条件づけ日,テスト日ともに光だけを呈示した。その結果,テスト日に関しては,Control群よりもShock群で核心温,体表面温度ともに上昇した。しかし条件づけ日に関しては,核心温に群間の違いがなく,体表面温度ではControl群の方が体温が高いという結果が得られた。これらの結果から,動物のストレス指標として核心温だけではなく,非侵襲的な体表面温度も利用できる可能性が示された。またストレッサーの種類や強度によってマウスの生理学的な反応が異なる可能性も示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ