音声治療手技の起声に関する研究

  • 兵頭 直樹
    松山リハビリテーション病院リハビリテーション部言語療法科
  • 田口 亜紀
    松山リハビリテーション病院耳鼻咽喉科 県立広島大学保健福祉学部保健福祉学科
  • 伊集院 睦雄
    県立広島大学保健福祉学部保健福祉学科
  • 城本 修
    県立広島大学保健福祉学部保健福祉学科

書誌事項

タイトル別名
  • Assessment of Vocal Attack During Voice Therapy Exercises Using Photoglottogram
  • ―光電声門図(PGG)を用いた検討―

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説明

<p>光電声門図(PGG)を用いて音声治療手技の起声に関する研究を行った.対象は健常成人18名(男性10名,女性8名)であった.検討項目は地声,硬起声,軟起声,SOVTE(ハミング,チューブ,リップトリル)の起声第1波〜第5波とした.PGGにて測定した波形より25%声門開放率(OQ)を抽出し,比較検討した.結果,音声治療手技における起声25%OQ値の男女差は認めなかった.起声時第1波での25%OQ値は硬起声で低く,軟起声で高かった.SOVTEの手技により,起声25%OQ値や起声第1〜5波の25%OQ値の推移は異なっており,起声パターンに違いがあると考えられた.症例に応じてSOVTEの手技を選択することで,さらなる音声改善が期待できる.</p>

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参考文献 (6)*注記

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