家庭と連携した保育を展開するための一方策 -保育現場における父親支援に焦点をあてて-

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家庭と連携した保育を展開するための一方策として、保育現場における父親支援に焦点をあて、その普及・促進のための手掛かりを得るために6名の男性保育者を対象にインタビュー調査を実施した。その結果、『父親とのかかわりにおける男性保育者の立ち位置』として、【父親と園とをつなぐ窓口】【父母を分けずに保護者としてのかかわり】が、『父親とのかかわりの特徴』として、【子育てのハードルを低く設定】【活動目的の明確化】【端的な伝達】【個別対応】【父親の力を強調】が析出された。また、『父親支援を展開することの効果』として、【子どもとの関係の深まり】【わが子以外の子どもへの視野の広がり】【人間関係の広がり】【子育ての相談相手の獲得】【園(保育)への関心の高まり】が、『父親支援を展開する上での課題』として、【園の雰囲気・施設長の意向】【自身の保育経験・力量】【公立園の特質】【父親の意識の二極化】【父親支援だけでなく母親支援の必要性】が析出された。

収録刊行物

  • エデュケア

    エデュケア 37 19-26, 2017-03-31

    大阪教育大学 幼児教育学研究室

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