家庭訪問型子育て支援活動における保育学生の子育て支援力育成の検討―相互的な育ち合いを支援する試み―

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  • Examining Home-visit Experience with Children Involving Students of Nursery Teacher Education for Developing Child Care Support―An Attempt to Support Mutual Nurturing―
  • カテイ ホウモンガタ コソダテ シエン カツドウ ニ オケル ホイク ガクセイ ノ コソダテ シエンリョク イクセイ ノ ケントウ : ソウゴテキ ナ ソダチ アイ オ シエン スル ココロミ

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抄録

本稿では家庭訪問型の子育て支援活動において,保育学生と親子の関わり方の変化を明らかにすることにより,学生の子育て支援力の育成を検討した。短大2 年生15 名の訪問記録を,学生の「発信力のある対応」に着目して分析した。その結果,訪問回数が進むにつれて子どものペースに巻き込まれるなど受動的な対応から,保育教材を用いて遊びを提案するなど能動的な対応へ変化した。また,この変化の背景には,学生が親子との関わりにおいて抱く不安感などを受け止め,意欲向上に繋げて親子との交流を促すという教育的支援が必要であることも示された。これらのことから,保育学生が母親と連携しながら子どもの気持ちに働きかけるようになることが学生の子育て支援力であることが示唆された。

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