朔望手話の基本概念
書誌事項
- タイトル別名
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- The Concept of Synodic Signs
抄録
朔望手話の肝は発展段階にある手話変種も完全に近い手話変種も等価という点です。標準が正しく、変種が不完全なものという考えをとらないことです。「満月も三日月も月」ということで、幼児の手話も高齢者の手話も手話、という思想を反映しています。同じ意味で、聾者の手話が完全、聴者の手話は不完全という差別もなくしたいと考えています。聾者の手話が純粋、日本語対応手話 は間違いという偏見もなくしたいと考えています。 言語の変種と標準形が等価というのは本論独特の考えではありません。言語学習において、 目標言語(標準)の獲得に至る過程の途中にある中間言語にも価値を見出す理論とか、ピジン言語の価値を認めること、またWorld Englishes のようにいろいろな国で話されている英語を等価にみなす考えと同根であり、言語間の差別をなくすという思想が反映されています。
収録刊行物
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- 手話コミュニケーション研究会論文集
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手話コミュニケーション研究会論文集 1 (0), 16-22, 2017
特定非営利活動法人 手話技能検定協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296033832479744
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- ISSN
- 27583910
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可