入院早期よりの退院支援を実現する地域医療連携室ラウンド

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タイトル別名
  • The ward rounds with regional liaison staffs achieve discharge supports starting early
  • ニュウイン ソウキ ヨリ ノ タイイン シエン オ ジツゲン スル チイキ イリョウ レンケイシツラウンド

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抄録

<p> 国立病院機構姫路医療センター地域医療連携室は、2008年より医師・看護師・MSWで病棟ラウンドを行ってきた。2007年度から2015年度の地域医療連携関連データを統計分析して、ラウンドの効果を検討した。その結果、ラウンドには、①患者・家族の主体的な参加が認められるチーム医療の実践、②医療者間コミュニケーションの改善、③病棟看護師の退院支援に関する知識・意識向上、④病院収益貢献に効果があると考えられた。相関関係から、病棟看護師の退院支援の知識・意識向上が、入院10日以内の退院調整開始率の増加をもたらすことが示唆された。ラウンドは入院早期よりの退院支援を実現する非常に有用な方法である。</p>

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