ロボトミーの歴史(5):ノーベル賞・落日のロボトミー・社会問題化

  • Tanaka Yuichiro
    Department of Neurosurgery, St. Marianna University School of Medicine

Description

<p>ロボトミーはモニスのノーベル賞受賞で奇跡の治療として市民権を得る。しかし受賞からわずか3年後に,クロルプロマジンというロボトミーに対する最も強力なライバルが現れる。ロボトミーの負の側面,すなわち手術死亡率の高さや人格の変化などが問題点として顕在化しロボトミーに対する世間の風向きが変わる。ロボトミーに批判的な映画や様々な社会スキャンダルが登場し奇跡の治療が悪魔の手術に転落する。ロボトミーに対する社会の評価の変貌を読み解く。</p>

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390296123104486016
  • DOI
    10.14963/stmari.50.205
  • ISSN
    21890285
    03872289
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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