小学校教員に必要な英語発信力の指導と効果 -English Skill の授業における学生の発音と書く技能の訓練と検証-

書誌事項

タイトル別名
  • English Phonics & Writing Training in Improving Students’ Ability of Using English ─ Problems & Tentative Suggestions for Elementary School Teachers

抄録

本研究は、文科省が2017 年示した『小学校教員養成課程 外国語(英語)コアカリキュラム』に則り、英語を使える人材の育成目標を達成する為に、大学英語をどのように改善すべきか、特に小学校教員養成にどのような能力訓練が必要かに関して、研究と実践の結果を明らかにする。本研究者は、約6 年間の春学期担当していた「小学校英語活動」の授業内容を紹介するとともに、2021 年度春学期からのEnglish Skill の授業で、学生に英語を使う自己評価を学期始めと期末の聞き取り結果を比較検証し、『小学校教員に必要な英語指導4 技能』について考察、提案することを目標とする。  今の小学校英語は3 年生から始め、英語に親しく慣れるのは目標にしているが、指導する教員が自信のない人が多くて、特に英語の発音に苦労しているように見受けられている。今大学で学んでいる学生にも同じ傾向が表れている。 本論文は、この問題を通して、日本の英語教育にあまり重視されてない音声指導にも着目し、フォニックス訓練の効果を将来の教育現場で読み書き指導の知識・技能を検証する。  近年、東アジア諸国では、グルーバル化に対応した次世代の人材育成の根幹として小学校からの英語教育が進められている。日本の小学校英語「教科化」に対応する為に、本論文は英語を母国語としない中国の小学校英語「英語専任(専科)養成の現状も参考にしながら、質の高い英語教員を確保するための養成のあり方を以下のように提案する。 1)教職課程のグルーバル化  2)小学校教員としての総合力を持ちながら英語を指導するのに十分な英語力と指導力も有する。 3)基本的かつ重要な英語アルファベットの音素と発音記号を習得し、4 年間の教員養成カリキュラムを定める。

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