フォワーダ走行の心拍計測における光学式心拍センサの適用可能性

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タイトル別名
  • The use of an optical heart rate sensor to measure heart rate in a forwarder running process.

抄録

<p>本研究は走行集材機械であるフォワーダ走行の心拍計測における光学式心拍センサの適用可能性を明らかにすることを目的とした。森林総合研究所内に直線と曲線(曲線半径6 mおよび8 m)の周回路を設置し,3名を対象にフォワーダ走行試験を行った。心拍計測には腕時計型の光学式心拍センサであるAppleWatch(Apple社)と胸部装着型の心電図モニタリングデバイスであるmyBeat(WHS-1,ユニオンツール社)を使用した。Bland-Altman解析の結果,センサ間の測定値の誤差平均は-0.51 bpmで,相対誤差が±20%以内であった測定回数が99%以上であったことから,光学式心拍センサによって従来の心電計と同程度の精度で結果が得られることがわかった。また,本試験における労働負荷は空荷での2 tダンプトラックによる林道走行と同等で,荷役作業を含むフォワーダ作業中よりも低い値であった。時系列解析の結果,AppleWatchによる心拍数の構造変化点を検出することができ,労働負担の検出に有効である可能性が考えられた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296210357899520
  • DOI
    10.18945/jjfes.38.91
  • ISSN
    21896658
    13423134
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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