航空レーザデータに基づく立地環境区分による地位指数推定

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タイトル別名
  • Estimating site index based on site condition established by airborne laser scanning data

抄録

<p>本研究は、航空レーザデータから作成した現場で判断することができる地形因子を用いて樹幹解析の樹高データをもとに地位指数の推定を行うことを目的とした。研究対象地は京都府立大学大枝演習林である。解析にあたって、航空レーザデータから得られたDEMをもとに傾斜角、凹凸地形、堆積様式、斜面位置を作成した。これら4つの地形因子からなる立地環境とヒノキ46本、スギ35本の樹幹解析の樹高データから各立地環境の15、30、40年生時の平均樹高を求めた。そして、樹高成長の傾向が同じ立地環境をグループ分けし、スギ、ヒノキそれぞれ地位A~Cの樹高成長曲線を作成した。</p><p>また、スギは凹凸地形と堆積様式を、ヒノキは凹凸地形、堆積様式、斜面位置を用いて40年生時の樹高を推定する数量化Ⅰ類を行った。スギ、ヒノキの決定係数は0.71と0.84であった。そして、求めたカテゴリースコアをもとに全ての立地環境における40年生時の樹高を推定し、樹高成長曲線をもとに地位A~Cに分類した。樹幹解析を行った試料木について樹幹解析で求めた樹高の地位と数量化Ⅰ類で推定した樹高の地位を比較した結果、適合率は8割を超えており、高い推定精度が得られた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296265975026176
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_117
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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