中学校における社会や環境との関わりを考える森林学習の取り組み

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書誌事項

タイトル別名
  • Trial of Forest Learning in Junior High School to Consider Relationships with Society and Environment

抄録

<p>中学校学習指導要領技術・家庭技術分野の(3)アでは「生活や社会,環境との関わりを踏まえて,技術の概念を理解すること」と示されている。内容A材料と加工の技術で再生産可能な材料として木材を扱うにあたって,社会や環境に大きく関わる森林学習が求められている。また,内容B生物育成の技術において木材などの材料の生産について扱うことは,小学校で森林の多面的機能について学習している生徒にとって,資源やエネルギーの有効利用,自然環境の保全等に貢献していることを理解する一助になる。そこで,内容Aで木質材料を用いた作品製作を行うとともに,工場での木質材料の製造過程を学習することで,再資源化や廃棄物などによる環境への負荷についても目を向けさせる。内容Bでは林業の現場の話を聞くことで,自分ごととして木材の利用と森林の保全の関わりを学ぶとともに常に変化し続けている技術について知る。これらの森林学習を通して,内容Aで使用する材料と内容Bの木材の生産のつながりをもたせる。さらに,美術の木工作品の製作や理科の植物の体のつくりと働きの学習と同時期に行うなど他教科との連携を意識して実施している。これらの取り組みを報告する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296265975033472
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_14
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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