ユーカリのコンテナ育苗における培地の影響

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of media on raising seedlings of Eucalyptus by using multi-cavitycontainer.

抄録

<p>ユーカリは有用な早生樹として世界各地で造林されている。近年、日本国内でも有望な早生樹としてユーカリ造林の導入が議論されている。本研究では、比較的低温に耐性を有し冷温帯域での造林実績があり、台風など防風害への抵抗性があるとされているユーカリ属5種をマルチキャビティコンテナで育苗し、成長に及ぼす培地の影響を調査した。その結果、5樹種ともピートモス配合培地(ピートモス:赤玉土:バーミキュライト:パーライト=4:3:2:1)で、ピートモスをココナツハスク、バーク堆肥、もみ殻燻炭とした配合培地よりも良好な成長が認められた。ピートモス配合培地では、約5か月後の平均苗高がE. benthamii, E. smithii, E. dorrigoensis, E. deaneiの4種で26~33cm、E. darlympleanaは14cmとなった。また、比較苗高(苗高/根本径)は上記の樹種順に101.0、97.4、98.6、82.0、69. 3であった。以上のように、ユーカリのコンテナ苗の成長様式には種間差が認められた。発表では、T/R(地上部/地下部)比など根の成長状態も含めて総合的に考察する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296265975169152
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_368
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ