東京農業大学奥多摩演習林狩倉沢流域における降雨流出特性

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タイトル別名
  • Rainfall-runoff characteristics in Karikura watershed, Okutama Practice Forest, Tokyo University of Agriculture

抄録

<p>東京農業大学奥多摩演習林は東京都の水源である奥多摩流域に含まれており,下流域における洪水予想や水資源の観点から,この地域の降雨流出特性を明らかにすることは重要である.奥多摩演習林には狩倉沢流域があり,流域面積は16.7 ha,最高地点は狩倉山山頂の1,452 mである.この流域の末端には量水堰があり,当初2000年から流量観測が行われていたものの,現在では観測を停止している.そこで,狩倉沢流域の降雨流出特性を明らかにすることを目的として2022年7月から流量観測を再開し,さらに付近での雨量観測も開始した.本流域の地質は後期ジュラ紀から前期白亜紀の付加体であり,さらに日原鍾乳洞が近くにあるなど地質構造が非常に複雑となっている.また,植生はスギ,ヒノキの人工林が主であり,ミズナラ,キハダ,クリ等の広葉樹も一部生育している.流量観測を開始して以来,月に1度程度の頻度で現地に向かい,データ回収と水位流量関係を求めるための流量観測を行っている.本報告ではおよそ半年間で取得された流量,雨量データの結果を速報する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296265975327104
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_517
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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