UAV画像を用いた嵐山国有林における文化的森林景観の季節変化の把握

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タイトル別名
  • Grasping seasonal changes in cultural forest landscape in Arashiyama National Forest using UAV imagery

抄録

<p>嵐山国有林の森林景観は、日本を代表する景勝地である嵐山の重要な景観要素である。かつては薪や柴などの生活資材を供給する里山であったが、平安期以降アカマツやヤマザクラ、イロハモミジを主体とする森林景観が形成されてきた。しかしながら、昭和期以降になるとマツ枯れや獣害などの課題により、森林景観が大きく変化した。一方、森林景観は季節変化の中で姿が変わり、人々の受ける印象もたゆまなく変化している。従って、今後の嵐山国有林の景観を考慮した森林管理を推進するため、植生被覆による森林景観の季節変化の現状把握が必要である。本調査では、嵐山国有林を対象とし、四季の森林景観を把握するため、UAVを用いて春・夏・秋・冬に計4回の空撮調査を行い、1回の調査では約900枚の画像を撮影した。その後、Agisoft Metashapeを用いて3Dモデルおよびオルソ画像を作成し、季節ごとの嵐山国有林の森林被覆を把握した上で、特に季節を代表する植生であるサクラと紅葉の分布状況を明らかにした。また、景観保全が重視される嵐山国有林では、多くの視点場が存在する。代表的な視点場である亀山公園および渡月橋における四季の森林景観の変化を把握した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296265975468032
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_95
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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