短大生から高校生へのピア・エデュケーションによる教育効果の可能性 ―コロナ禍での食育活動の実践報告―

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タイトル別名
  • Possibility of Educational Effect by Peer Education from Junior College Students to High School Students ―Practical Report on Dietary Education Activities during COVID-19 Crisis―

抄録

近年,若い世代の食育が課題となっている.20~30歳代に正しい食習慣を身につけるためには社会人一歩手前の高校生への食育が重要であると考えられる.本研究では短大生が同世代の高校生に教えるピア・エデュケーションによる食育講座を実施している.本報告ではコロナ禍に実施した食育活動の教育効果を検討することを目的とした. 栄養士を目指す本学の2年生3名が高等学校2年生24名に対して「野菜摂取で食事を改善する」という趣旨の講座を実施した. 高校生は野菜摂取の大切さを理解し,さらに自分から野菜を食べようとする姿勢が見られた.短大生は講座に対して講座前は不安もあったが,講座後は達成感や満足感の得られた結果となった.コロナ禍により制限のある中での実施となったが,ピア・エデュケーションによって高校生,短大生,双方にとって教育効果が見られる可能性が示唆された .

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390296288051346560
  • DOI
    10.24609/nbukiyou.23.0_97
  • ISSN
    24335517
    13461982
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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