繰り返す十二指腸潰瘍により血清ニコチン酸値の低下を認めたペラグラの 1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Pellagra with the Low Serum Niacin Level Caused by Duodenal Ulcer
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抄録
<p>44歳,女性。当科初診 3 年前より十二指腸潰瘍を繰り返し,そのために約 3 ヶ月前より瘢痕化による幽門狭窄をきたし,嘔気と食思不振が遷延していた。 2 ヶ月前より両手指に紅斑が出現し,近医皮膚科で加療されるも改善せず,その後両手背と手掌に紅斑やびらんが拡大し,さらに眉間や両鼻翼に紅斑と膿疱が出現した。血液検査でニコチン酸(ナイアシン)低値を認めたため,ペラグラの疑いでニコチン酸アミドの内服を開始したところ,投与 2 週間後に皮疹の著明な改善を認めた。本症例では非露光部でも刺激部位に難治性紅斑を認めたが,紅斑での表皮ランゲルハンス細胞の消失が確認され,近年ペラグラにおける皮疹出現メカニズムとして提唱されているものに合致する結果であった。 (皮膚の科学,22 : 36-41, 2023)</p>
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 22 (1), 36-41, 2023
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296343163875584
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可