<実践報告>修了研究テーマから見た日研生の日本に対する関心事と日本研究へのアプローチ --15大学日研生の研究テーマ分析を基に--

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タイトル別名
  • <Survey and Practical Report>MEXT Japanese Studies Students' Approaches to Japan and Japonology Research: An Analysis of Completion Research Titles of Fifteen Universities
  • 修了研究テーマから見た日研生の日本に対する関心事と日本研究へのアプローチ : 15大学日研生の研究テーマ分析を基に
  • シュウリョウ ケンキュウ テーマ カラ ミタ ヒケンセイ ノ ニホン ニ タイスル カンシンジ ト ニホン ケンキュウ エ ノ アプローチ : 15 ダイガクビケンセイ ノ ケンキュウ テーマ ブンセキ オ モト ニ

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抄録

本調査は、テキストマイニング手法を用いて15大学969名の日本語・日本文化研修留学生(日研生)の修了研究テーマを分析することを通して、日研生の日本探究の切り口、関心を持つ学問分野及び日本研究へのアプローチを明らかにすることを目的としたものである。高頻出語、共起ネットワーク、関連語、コロケーション統計や2成分間の対応分析を基に修了研究テーマを解析した結果、日研生が取り組む主要研究分野として日本語、日本社会、日本文化、文学、教育が抽出された。日本語研究は、表現を対象に行われることが多く、アプローチとして母国語との対照研究が多いことが窺われた。更に、<日本人>とりわけ身近な<大学生>や<若者>は日本を探究する主たる切り口となっており、それらに対する日研生の研究方法として意識調査が頻繁に用いられることも示された。その上、修了研究テーマにおける一つのトレンドとして<女性><翻訳><方言>が浮かび上がってきた。本調査では、更に、国籍別、論文作成年度別、在籍大学別の特徴についても考察した。

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