書誌事項
- タイトル別名
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- Research on the Psychology of University Students ‐love anxiety‐
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抄録
人はストレスを感じる状況に陥ったとき、それを乗り越えるために様々な行動を起こす。失恋を経験するとき、大きなストレスを抱えるに違いない。本研究では、大学生の失恋という特定の状況において行われるコーピングに着目し、恋人分離不安と失恋コーピングの関連について研究する。恋人分離不安とは、恋人と別れてしまうのではないかという不安や、恋人に求める気持ち、思いや欲求のことである。これは若者の恋愛関係でよく使われる「依存」と似たような意味を持つ。 本研究の目的は、恋人分離不安と失恋コーピングの関連について検討し、分離不安が高ければ特定の失恋コーピングを使用しやすいという仮説も検証する。研究は失恋経験がある学生を分析対象とし、最近経験した失恋に対するコーピング、分離不安について、質問紙による調査を実施した。調査データを多変量分析し、回帰分析の結果、恋愛分離不安得点が高いと未練、敵意、肯定的解釈・行動の失恋コーピングを使用しやすいことが分かった。また、男性は肯定的解釈・行動の失恋コーピングを使用しやすく、女性は敵意の失恋コーピングを使用しやすいという性差もみられた。研究の結果から、分離不安が高いと、失恋相手を物理的にそばにいてほしいと求めているのか、心理的にそばにいてほしいと求めているのかで使用する失恋コーピングが異なってくると考えられる。
収録刊行物
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- 聖泉論叢
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聖泉論叢 (30), 1-16, 2023
聖泉大学紀要委員会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296343172797952
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- NII書誌ID
- AN10434764
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- ISSN
- 13434365
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可