VR・メタバースの外国語教育における可能性
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- 矢野 浩二朗
- 大阪工業大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Potential of VR and Metaverse in Foreign Language Education
- ―基礎,現状,今後への展望―
抄録
<p> 新型コロナウイルス感染症による対面授業の制限は,遠隔コミュニケーションのためのデジタル技術の導入をさまざまな分野で後押しした。そのなかでもVR技術は,Zoomなど所謂オンライン会議システムよりも高い没入感と身体性のあるコミュニケーションを提供できることから,特に外国語教育分野において注目されている。さらにここ1~2年では,大規模なバーチャル空間を基盤としたメタバースを教育に活用しようという動きが広がっている。メタバースを実現するための技術はまだ未完成であり,現状「メタバース」と言われるものは,その語が本来目指すものとは異なるところもある。しかし,将来的には我々が普段過ごす物理世界と同等以上の世界がバーチャルに構成され,そのなかで新たな教育の機会が生まれることが期待されている。</p><p> 本稿では,まず最初にVRおよびメタバースの概念と特徴について,教育というコンテクストを踏まえつつ解説する。続いて,VR・メタバースそれぞれがどのように外国語教育に利用可能であるか,今後はどのような展開が期待できるかを議論したい。</p>
収録刊行物
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- コンピュータ&エデュケーション
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コンピュータ&エデュケーション 53 (0), 37-42, 2022-12-01
一般社団法人 CIEC
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296376261997056
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- ISSN
- 21886962
- 21862168
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可