デジタルプラットフォームはまちづくりへの参加の裾野を広げることができるのか?

書誌事項

タイトル別名
  • Can Digital Platforms Increase the Diversity of Participation in Community Development?
  • A Case Study of a Community Development Project in Oyama City, Tochigi Prefecture
  • 栃木県小山市におけるまちづくりプロジェクトを事例に

抄録

<p>まちづくりにおいて参加プレーヤーの固定化や多様な市民の参加を促す難しさといった問題点が指摘されている。そこで、栃木県小山市における住民参画型まちづくりプロジェクトを事例に、共創まちづくりデジタルプラットフォームへの利用意向を調査した。コミュニティエンパワーメントに関する理論から導かれた質問項目で半構造化インタビューを実施し、そのコーディング結果の示唆を一般化するためにアンケートを実施、統計分析を行った。その結果、デジタルプラットフォームは市民参加の裾野を広げるものであることが確かめられ、「地域につながりがあって行政と関わる意義を感じている人ほどデジタルプラットフォームを利用しやすい」、「コミュニティ感覚の低い利他的な人ほどデジタルプラットフォームを利用しやすい」という2つの命題が導かれた。</p>

収録刊行物

  • 都市計画報告集

    都市計画報告集 22 (1), 134-138, 2023-06-09

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (6)*注記

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