書誌事項
- タイトル別名
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- フジョウスル ツキ マクラノソウシ ト シテノ コトバ
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説明
本論では、『枕草子』第一七五段「村上の前帝の御時に」を取り上げた。まず、雪の降り積もった月夜に、雪を盛り、梅の花を挿した「様器」とともに、村上帝から兵衛の蔵人へと投げ掛けられた「問い」を、「雪」「月」「花」を一首中に詠み合わせるという和歌の表現軸上に位置づけ、「〈器=地〉上に咲く花」という観点からその趣向性を捉え直した。次に、兵衛の蔵人による「答え」の箇所に見られる本文異同に注目し、三巻本と能因本の指向性を分節化した上で、『枕草子』の〈言葉〉の独創性を「天地人」の発想による表現と結びつけて論じた。
収録刊行物
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- 名古屋大学国語国文学
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名古屋大学国語国文学 101 49-63, 2008-11-10
名古屋大学国語国文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390296420730947328
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- NII論文ID
- 40016352555
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- NII書誌ID
- AN00180453
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- HANDLE
- 2237/0002006350
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- NDL書誌ID
- 9723834
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- ISSN
- 04694767
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可