Thrombin activatable fibrinolysis inhibitor(TAFI)の構造・特徴とその測定法

DOI Web Site 参考文献43件 オープンアクセス
  • 関 泰一郎
    日本大学生物資源科学部バイオサイエンス学科
  • 細野 崇
    日本大学生物資源科学部バイオサイエンス学科

書誌事項

タイトル別名
  • Structure/characteristics of thrombin activatable fibrinolysis inhibitor (TAFI) and its assay method

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説明

<p>Thrombin activatable fibrinolysis inhibitor(TAFI)は,カルボキシペプチダーゼのチモーゲンとして主に肝臓で合成され,フィブリンのC末端リシン残基を除去することにより線溶を抑制する.TAFIは,トロンビン/トロンボモジュリンによって活性化されTAFIa(活性型酵素),その後TAFIai(不活性型:inactivated form)へと変化するが,遺伝子多型により4種類のアイソフォームが存在し,これらの安定性,血中半減期は異なる.TAFIaには生理的なインヒビターが存在せず,TAFIaiへの変換によりその作用が制御されている.したがってTAFI,TAFIa,TAFIaiを的確に区別して測定する必要がある.本稿では,ELISA,酵素学的な活性測定法,functional fibrinolysis assayによるこれらの分子種の測定法とその原理の概略,測定上の注意点について解説する.</p>

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